消防団出不足金を強制?年間2万円「納得できない」
https://www.gifu-np.co.jp/news/20200124/20200124-209313.html
こんな記事が新聞等で賑わっている。
私も消防団員です
私も消防団に所属して春には3年目となる。
私は消防団では珍しく立候補的な形で入団した者だ。
過去に自衛隊に所属していたので団体行動や組織社会などに拒否感は特にない。
訓練は基本、必ず参加している。
そこを評価されたのか、来期からは部の長を任されることになった。
現在の団員選出、お金の闇
そして冒頭の記事である。
各地域で違いはあるだろうが、私の地域では地区ごとに何名か消防団員を選出する形で消防団は選ばれている。
年齢ごとの順番や、集まっての話し合い、くじ引きetc、様々な形で毎年必ず選ばれてきていた。
中にはお金を払うから勘弁してほしいとの声も聞くが、原則お金での回避はできないらしい。
気合の入った人はその期間に引越をしてほとぼりが冷める頃に帰ってくるツワモノもいるらしい。
で、お金の話だが。
消防団は団員報酬として行政から微々たる金額を支払われる。
それとは別に訓練に参加、火災現場に出動、イベントの人員として参加等の行動についても1回いくらで支払われる。それも微々たる額である。正直、仕事で残業でもしたほうが入る金額は段違いである。
地方に違いはあるが、後援会や協力会は存在している。
1戸当りは少ない金額だけど集まればかなりの額である。
所詮お金であるが、消防団を続けていくにはとてもありがたいものである。
問題は使い方だ。
現状は親睦会や慰労の宴会が大半である。
最近は若い人たちで宴会に参加することを快く思わない人も増えている。
もっと別の使い方はないのだろうか。
消防団の設備は昭和の時代からの使い回しが多い。
備品の要請に役場からの回答は「予算がないから」と受け付けてくれることはない。
飲み食いだけでなく寄付という形で様々な備品が充実してくれれば消防団ももっと良くなるのではないのか。
団員の選出も地域、区では殆どが乗り気ではなく、やっつけ仕事である。
なので入団しても一回も訓練に参加しない人もいる。
困ったことはそれでも前項での団員報酬が支払われてしまうということだ。
今回の記事でもあった内容で悪質なのは団員になり協力金、団員報酬を受け取る。
しかし、訓練やイベントの活動に出てこない団員が残念ながらいるのだ。
未来に望むこと
地域によっては消防団はその地区の花形で、なりたくてもなれない所もあるそうだ。
区、部落で区切らず、その消防団の地域範囲内外でなりたい人が団員になり、
消防団になって良かったとメリットがたくさんある組織になってくれると嬉しいものだ。
そのための後援会や協力金になってくれることを願いたい。
消防団は辛い訓練はないですよ。
やってることは、普通の人でも訓練を繰り返して安全に消化活動が可能になる程度です。
やってみると楽しいと思えるものです。
私の地域では消防団を続けると言ったら神扱いされてしまいました。