Apacheのインストール
WebサーバのApacheをインストールします。
Apacheはyumを使ってインストールします。
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$ sudo yum -y install httpd
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インストールが完了したら、バージョンの確認
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$ httpd -v
Server version: Apache/2.2.15 (Unix)
Server built: Oct 16 2014 14:48:2
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chkconfigというコマンドでサーバの再起動時にApacheが自動で起動するように設定しておきましょう。
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$ sudo chkconfig httpd on
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自動起動の設定の確認は「–list」というオプションで確認できます。
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$ chkconfig –list httpd
httpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
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Apacheの設定ファイル(httpd.conf)の編集
続いてApacheの初期設定をしていきます。
設定ファイルは「/etc/httpd/conf/httpd.conf」です。
cpコマンドでファイルをコピーしてバックアップを作成する。
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$ sudo cp /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf_201504
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設定ファイルをviで編集していきます。
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$ sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
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vim上で「:set number」で行番号を表示
44行目 ServerTokensを「Prod」にする
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ServerTokens Prod
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ServerTokensはアクセス時にサーバ情報の何を返すかの命令。
初期だとOSになっており、OS情報を返すようになっているので、Prodに変更して、Apacheとだけ返すようにします。
78行目 KeepAliveを「On」にする
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KeepAlive On
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KeepAliveはapacheの接続状態の維持に関する記述。
ONにしてリクエストを効率よく処理できるようする。
87行目 MaxKeepAliveRequestsを「80」にする
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MaxKeepAliveRequests 80
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上記で設定したKeepAliveで接続しっぱなしだとリソースが無駄に消費されるので、MaxKeepAliveRequestsである程度リクエスト数がきたら切断するようにします。
331行目 Directoryのオプションを下記のように変更
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Options -Indexes FollowSymLinks
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デフォルトでは「Indexes」が有効になっている。
ハイフン(-)をつけて無効化にする。
Indexesは、ディレクトリ内のファイル一覧を表示する設定。
338行目 AllowOverrideをAllに変更
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AllowOverride All
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.htaccessを利用できるようにAllに変更する。
536行目 ServerSignatureをOFFにする
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ServerSignature Off
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エラー時にサーバ情報を表示させないためにOFFにします。
:wqで設定ファイルの保存,Viを閉じる。
Apacheをテスト&起動する
設定ファイル編集が完了したら、下記コマンドで設定内容のテストをします。
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$ sudo apachectl configtest
Syntax OK
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「Syntax OK」が表示されたら設定が正しいです。
編集にミスがある場合エラー内容にしたがって修正。
Apacheを起動します。
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$ sudo service httpd start
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Apacheのインストールと設定は完了。